またまた変な話題ですが・・・お付き合いくださいませ。
仕事を思い切って辞めて、台南で3ヶ月間限定で中国語を学びに来ていますが、街を歩いていると色々気がついてくるものがあります。これが観光旅行だと時間が無いので、忘れてしまうような事柄でも、毎日出会うと「あれ!?」っと思ってしまします。
皆さんは観光で台湾の街を歩いていて、道端にこんなボックスあるのに気がついたことはありませんか?
私が現在滞在している台南のゲストハウスの「はむ家」の周りにもいっぱいあります。

たまには、上の方にあったりもします・・・・。

近づいてみると、何やら数字が書いてあったり、黄色と黒のゼブラマークがあったりして、電気関係の何かの装置が入っているんだろう・・・とは推測できます。
もちろん、最初の頃はこの名前が分からないので、自分自身の頭の中では「電気ボックス」と勝手に呼んでいました。
私が最初に電気ボックスに注目したのは、この写真を撮ったときです。

なぜこの写真を撮ったかと言いますと、一番左の電気ボックスに「南無阿彌陀佛」というシールが貼られていたからです。

これは、この電気ボックスに触るとあの世行きということを言いたいのか、それとも単なる宗教団体とかが布教のために貼ったのか・・・。
とにかく理由は分かりませんが、電気ボックスに「南無阿彌陀佛」というシールが貼ってあるのが単純に面白くて、写真を撮りました。
次に電気ボックスに注目したのが2週間後の5月10日、台南市の安平というところに行ったときです。

この電気ボックスを見た時に、
あれ?絵が手書きかな?
近づいてみたら、確かに手書きのようです。
今まで、このタイプの絵が書いてある変電箱は見かけたことがありましたが、近くで見たことがありませんでした。
きっと絵のラッピングシートが貼ってあるんだろうと気に留めなかったのですが、この時は山の絵が描かれていたので、ちょっと気になって近づいてみました。
そしたらやはり手書きでした。
そして・・・

「台電」のマークも手描きだ!
正確には台電のマークは、マスキングシートを使ってスプレーで描いている感じがしますが、少なくとも1点ものです。
ビックリしました!!
話題がずれますが、台電のマークはカッコいいですね!(笑)

今まで、確かに街中で絵が書いてある「電気ボックス」を見かけたことがありますが・・・
・・・・もしかしてそれらが全て手描きだったら!?
その後、街で数多くの手描きで絵が描かれた電気ボックスを見かけ、そしてそのたびに写真を撮りました。
そして撮り溜めた写真は・・・100枚以上(笑)
手描きなので、全ての絵が違います!!
これは、アートだなぁ〜と思っていたら、実は先日行った高雄市立美術館で2015年に変電箱の写真を集めた展示会を開催していたようです。

いったい誰が、何のために、街の四角い箱に絵を描いているのだ!?
台湾の変電箱 (變電箱)の秘密を探れ!
言語交換アプリで、どうして電気ボックスに絵が描いてあるか質問したところ、台湾の方から私が「電気ボックス」と呼んでいたこの箱は、「變電箱」という名称だと教えてもらいました。
電気ボックスの正式名称は変電箱 (變電箱)でした!
「變電箱」は日本語にすると「変電箱」ですね。
つまり電気の電圧を一定に保つために必要な装置のようです。
高雄でも台南でも基本的に電線は地中化されていますので、そのためにも必要な装置かと推測しましたが、その後電柱がある地区でも「変電箱 」を見つけましたので、電線の地中化とは関係ないようです。
誰が何のために手書きで描いているのかは不明でしたが、一歩前進!!
変電箱 (變電箱) 友を見つけました!!
ネットで色々検索してみたら、日本人で唯一「電気ボックス」についてブログを書いている方を見つけました!!
十川雅子さんという方が書かれた「ヒミツの台湾さんぽ ―電気ボックス #02―」というブログです。

良かったらステキで興味深いブログなので読んでみてください。
十川雅子さんは、台湾が好きで会社を辞めて台湾に語学留学に来たというところや、私と視点が近いところもあると勝手に思い、親近感が湧きました。
失礼にもメッセージを送らさせて頂きました。
十川さんによると、台湾の全ての変電箱に絵が描かれているわけでなく、十川さんが現在いらっしゃる彰化の街には緑色の変電箱しか見かけないそうです。
とりあえず「変電箱」友に出会えて嬉しいです!!(^o^)
(略して変友かな?)
変電箱 (變電箱) に何故絵が!?
その後、言語交換アプリで知り合った台湾の方から、ホームページをいくつか見つけてきてくれました!!
最初のホームページは「變電箱色彩改造」というタイトルで、まさしく変電箱に色を塗る話です。

台北市の2015年のもので、街の景観を良くするために変電箱の色を考えようというもののようです。
これは、台南でも見かける山や木々の絵を描くということでは無く、それらの絵が描かれた変電箱や、無色の変電箱の全てを見直す活動のようです。
次に教えてもらったホームページはやはり台北市の変電箱の話題です。

このホームページによると、台北市には9000以上の変電箱があるそうです。
地区ごとで変電箱の色を変えてみて、街の景観との関係を見る試みをしているらしいですね。
私自身も他のホームページを色々検索してみて、こんなものも見つけました!!

絵からすると、現在の山などの絵から別の絵に変更するアイデアですね。
私自身は、山などの自然の絵が面白いと思っているのですが。。。。
そして3つ目に教えてもらったのは、台南です。

このホームページは、台南の変電箱についての話題ですが、台南の4ヶ所の変電箱を昔懐かしい絵柄に変更したということです。
このホームページを見てから私も探しに行ってきました。
記事に書かれていたのは、この4つの変電箱だと思われます。
この絵柄が風景に馴染んでいるのか、効果的なのかは不明です。
これらの変電箱の横はよく歩いていましたが、気が付かなかったです(笑)
赤色の箱を除いて、ただの古い箱が置いてあると勘違いされそうですね。
最後に紹介するのはFacebookの変電箱についての紹介で、タイトルも「台電変電箱大解密」というものです。

このページに変電箱のQ&Aが色々書かれていました!!
その中に!!
11.通常畫變電箱彩繪的人是誰?圖像是怎麼決定的?
答:我們每年都會發包請油漆廠商來彩繪,圖像都是依我們總處頒佈的圖樣為辦理依據,但看包商的油漆師父手藝跟想法。
グーグルさんに翻訳してもらいました(笑)
11.電気ボックスを普通に塗装する人は誰ですか?画像はどのように決定されますか?
A:私達は私達の総本部によって発行されたデッサンに基づいていますが、画家の職人の技とアイデアを見て、私達は毎年ペンキ製造業者にペンキを塗っていきます。
だいぶ秘密の核心に近づいて来ました!!(^o^)
この「私達の総本部」というのが、台電なのか、政府なのか、市なのかちょっと分からないですが、元になるデッサンを見ながら、あとは画家の技とアイデアで描かれているようです!!
ちょっと長くなってきたので、ブログを2つに分けますね。
ということで、続きます〜!!(笑)